「しょうがない」という表現は、日本語の日常会話で非常によく使われますよね。
状況を受け入れるとき、諦めるとき、またはどうにもできないことに対して使われる便利なフレーズです。
英語圏にも似たようなニュアンスはありますが、文化的背景の違いから、場面に応じて使い分ける必要があります。
「しょうがないって英語で何て言う?」という疑問に答えながら、実際に使える自然な表現を紹介していきます!
カジュアルな言い方
It can’t be helped.
伝統的な「しょうがない」の直訳に最も近い表現です。
- It’s raining on our picnic day, but it can’t be helped.
(ピクニックの日に雨が降っちゃったけど、しょうがないね。) - I lost my wallet. It can’t be helped now.
(財布を失くしちゃったけど、もうしょうがない。) - The meeting was canceled. It can’t be helped.
(ミーティングがキャンセルされたけど、しょうがない。)
Oh well
軽く諦めを表すときに使うカジュアルな表現です。
- I missed the last train. Oh well.
(終電を逃した。まあ、しょうがない。) - We didn’t win the game. Oh well, there’s always next time.
(試合に勝てなかった。まあ、しょうがない、次があるよ。) - I couldn’t get the ticket. Oh well.
(チケット取れなかった。まあ、しょうがない。)
フォーマルな言い方
There’s nothing we can do about it.
丁寧に「どうしようもない」というニュアンスを伝える言い方です。
- Due to the weather, the event was postponed. There’s nothing we can do about it.
(天候のためイベントが延期になりました。しょうがないですね。) - If the client refuses, there’s nothing we can do about it.
(クライアントが拒否するなら、しょうがない。) - Sometimes things go wrong, and there’s nothing we can do about it.
(時には物事がうまくいかないこともありますが、しょうがないです。)
It is what it is
ビジネスシーンでもよく使われる、少しクールな諦めの表現です。
- We lost a big client. It is what it is.
(大口のクライアントを失った。しょうがない。) - The product is delayed. It is what it is.
(商品の納期が遅れた。しょうがないね。) - Budget cuts are happening across the company. It is what it is.
(会社全体で予算削減が行われている。しょうがない。)
ネイティブがよく使う表現
That’s life
人生において避けられないことを受け入れるときによく使います。
- I didn’t get the promotion. That’s life.
(昇進できなかった。しょうがないね。) - Sometimes bad things happen. That’s life.
(時には悪いことも起きる。しょうがないよ。) - You can’t win them all. That’s life.
(全部勝つわけにはいかない。しょうがないよ。)
What can you do?
「どうしようもないよね」というニュアンスで使います。
- My favorite restaurant closed down. What can you do?
(お気に入りのレストランが閉店した。しょうがないね。) - The project didn’t succeed. What can you do?
(プロジェクトが成功しなかった。しょうがないよ。) - I missed the bus again. What can you do?
(またバスに乗り遅れた。しょうがないな。)
間違えやすい表現
日本人が「しょうがない」を英語にするとき、Give up(諦める)を使ってしまうことがありますが、ニュアンスが異なります。
「Give up」は「努力を放棄する」という意味が強く、単純に「しょうがない」と状況を受け入れるニュアンスとはズレがあります。
「しょうがない」と言いたいときは、It can’t be helped や It is what it is を使いましょう。
使う場面の具体例
日常英会話
- 雨で旅行が中止になったとき:「It can’t be helped.」
- 友達と試験に落ちた話をするとき:「Oh well, try again next time.」
ビジネスシーン
- 納期が遅れた報告を受けたとき:「It is what it is. Let’s move forward.」
SNSでの使用例
- 「やっぱり雨だった☔️ It can’t be helped!」
- 「落ちたけど次がある!Oh well, moving on!」
まとめ
今回は「しょうがないって英語で何て言う?」について詳しく解説しました。
まとめると、以下の表現が自然に使えます:
- カジュアル:It can’t be helped, Oh well, What can you do?
- フォーマル:There’s nothing we can do about it, It is what it is
- ネイティブらしい言い方:That’s life
シチュエーションに合わせて使い分けることで、より自然な英語表現ができるようになりますよ!
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