【するために】「in order to」の意味・使い方・例文【5分でわかる】

イディオム

英語で目的や理由を伝える際にとてもよく使われる表現が「in order to」です。

日本語にすると「〜するために」と訳されますが、少しフォーマルな響きがあり、ビジネスやアカデミックな場面でも頻繁に登場します。

この記事では「in order to」の意味、使い方、注意点まで詳しく解説します。


in order to の意味

「in order to」は、目的を表す表現で、以下のような意味があります。

  1. ~するために
  2. ~できるように
  3. ~を目的として
  • 品詞:接続詞的な副詞句(不定詞句)

その他の関連語:

  • 「in order that」(〜するために:主語+動詞の節が続く)
  • 「so that」(〜できるように)
  • 「to」(カジュアルな目的表現)

in order to の変化

「in order to」自体は変化しませんが、後ろに来る動詞の形が常に動詞の原形であることがポイントです。

表現使用例
in order to + 動詞原形in order to improve, in order to study

in order to の発音

  • 発音記号(IPA):/ɪn ˈɔːrdər tuː/

「in」「order」「to」の3語で構成されています。
ナチュラルスピードでは「in order to」が「イノーダトゥ」に近く聞こえることもあります。


in order to のニュアンス

「in order to」は目的や意図を明確に示すために使われます。特に以下のようなニュアンスがあります:

  • フォーマルな響きがある(カジュアルには「to」だけでも可)
  • ビジネスや論文などで論理的な説明を強調するときに適している
  • 理由ではなく「目的」であることがポイント

in order to の使用例

日常会話での例文

  1. I exercise every morning in order to stay healthy.
     健康を維持するために、毎朝運動しています。
  2. She studied hard in order to pass the exam.
     試験に合格するために、一生懸命勉強しました。
  3. We left early in order to avoid traffic.
     渋滞を避けるために、早めに出発しました。

ビジネスシーンでの例文

  1. We implemented this system in order to improve efficiency.
     効率を向上させるために、このシステムを導入しました。
  2. The company reduced costs in order to remain competitive.
     競争力を保つために、会社はコストを削減しました。
  3. In order to meet the deadline, we need to start today.
     締め切りに間に合わせるために、今日始める必要があります。

in order to の類義語・反義語

類義語

  • to:カジュアルな目的表現。意味はほぼ同じだが、フォーマル度は低い。
  • so that:目的を表すが、後に主語+動詞が続く。
  • for the purpose of:より形式的で書き言葉的。

反義語

  • 明確な反義語は存在しませんが、because(理由を示す)とは使い方の方向性が異なります。

in order to の使用上の注意

フォーマルな文脈に適しているため、カジュアルな会話では「to」のみで代用されることが多いです。

動詞の原形しか続けられません。
「in order to + 動名詞(〜ing)」にはしないよう注意しましょう。

長い文章では、「in order to」の後の句が長くなりすぎないように調整が必要です。


in order to の追加情報

  • 「in order to」は1940年代以降のアカデミックライティングで使用頻度が増加しています。
  • 有名な引用:「In order to succeed, we must first believe that we can.(成功するためには、まず自分ができると信じなければならない)」– Nikos Kazantzakis
  • 日本人学習者が「to」と「in order to」の使い分けで混乱しやすいため、文脈に応じた選択が重要です。

まとめ

「in order to」は、目的を明確に伝えるための便利でフォーマルな表現です。

日常会話でも使えますが、ビジネスやアカデミックな場面では特に重宝されます。

使いこなせるようになると、文章の説得力がグッと高まります!

その他のイディオムもぜひ見てみてください!
イディオムはそのままの直訳では意味が通らないので、知っているか知っていないかで大きく違います!

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