【大目にみる】「let off the hook」の意味・使い方・例文【5分でわかる】

イディオム

英語のイディオム「let off the hook」は、直訳すると「釣り針から逃がす」という意味になりますが、実際には「大目にみる」「見逃す」「許す」といった意味で使われることが多い表現です。

誰かがミスや失敗をしても、厳しく責めずに見逃してあげるときに使われ、日常会話でも頻繁に登場します。

相手を責めずに済ませたいときにぴったりな便利フレーズです。

「let off the hook」の意味

「let off the hook」には以下のような意味があります:

  1. (人)を責任から解放する
  2. (人)を罰しないで済ませる
  3. (人)を大目にみて許す

この表現は、「本来なら責任を問われるべきところを、状況を察して見逃す」というやさしいニュアンスを含んでいます。日常会話では「許す」や「大目にみる」と訳すと自然です。

基本的に「let (人) off the hook」の形で使用します。

  • 品詞:句動詞(phrasal verb)

関連する語形(他の品詞)

  • off the hook(形容詞的に「助かった」「問題から逃れた」の意味で使われる)
  • hooked(形容詞:夢中になっている)

「let off the hook」の変化

「let off the hook」は句動詞で、「let」は不規則動詞のため、以下のように変化します。

現在形現在分詞過去形過去分詞
letlettingletlet

「let off the hook」の発音

Let you off the hook

Let me off the hook

「let off the hook」のニュアンス

このイディオムは、「本来なら責任を取らされる立場にある人を見逃す」という場面で使われます。必ずしも「完全に無罪放免」という意味ではなく、「今回は大目に見る」「厳罰を避ける」といったニュアンスも含まれます。

「let off the hook」の使用例

日常会話での例文

He forgot our anniversary, but I let him off the hook.
 彼は記念日を忘れたけど、私は見逃してあげた。

Mom let me off the hook for not doing the dishes.
 お皿洗いをしなかったけど、ママは怒らなかった。

I was supposed to help, but they let me off the hook.
 本当は手伝う予定だったけど、許してもらった。

    ビジネスシーンでの例文

    The manager let him off the hook with just a warning.
     マネージャーは彼を警告だけで済ませた。

    You can’t let them off the hook that easily.
     そんな簡単に彼らを見逃すべきではない。

    Although he missed the deadline, the client let us off the hook.
     締め切りに間に合わなかったが、クライアントは許してくれた。

      ※このイディオムはカジュアルな印象があるため、非常にフォーマルな場では使用を避けるのが無難です。

      「let off the hook」の類義語・反義語

      類義語

      • forgive(許す):道徳的な寛容さを強調
      • excuse(大目に見る):形式的に免除するニュアンス
      • pardon(赦免する):法的あるいは公式な場面で使う

      反義語

      • hold accountable(責任を負わせる):きちんと責任を問う
      • punish(罰する):明確に処罰する
      • blame(非難する):責任を追及する

      「let off the hook」の使用上の注意

      • カジュアルな表現のため、ビジネスメールや公的な文書には不適切な場合があります。
      • 「誰が誰を見逃すのか」という文構造に注意が必要です(例:let + 人 + off the hook)。

      「let off the hook」の追加情報

      • 釣りの比喩が由来で、「釣り針から逃がす=捕らえずに放す」という感覚から派生した表現です。
      • 映画やドラマでもよく使われる表現で、特に「刑事もの」や「学園ドラマ」の中で先生や警官が使うシーンが多く見られます。
      • 日本人学習者がよく混同する表現に「get off the hook」がありますが、こちらは「見逃される」側の表現になります(例:I got off the hook.)。

      まとめ

      「let off the hook」は、誰かを責任や罰から解放する時に使われる便利なイディオムです。

      日常会話からビジネスシーンまで幅広く登場しますが、使う場面には少し注意が必要です。

      英語のニュアンスを理解して、場面に応じた使い分けを身につけましょう。

      その他のイディオムもぜひ見てみてください!
      イディオムはそのままの直訳では意味が通らないので、知っているか知っていないかで大きく違います!

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