「そもそも」って英語で何ていう?ビジネス&カジュアルで使えるフレーズ集

英語で何ていう?

「そもそも」という言葉は、日本語で議論や説明の出発点に戻るときに使われる便利な表現です。

たとえば、「そもそも、なぜこれを始めたのか?」のように使い、話の本質や根本的な理由を探る場面でよく登場します。

英語にも「そもそも」に近い表現はありますが、状況に応じて言い回しが異なります。

この記事では、「そもそもって英語で何て言う?」という疑問に答えながら、自然な英語表現とその使い方を詳しく解説していきます。

「そもそも」の英語表現

カジュアルな言い方

To begin with
話を始めるときや、何かを説明する前置きとしてよく使われます。「そもそも」の中でも、「最初からそうだった」「まず第一に」といった軽めのニュアンスです。

     例文: To begin with, I didn’t even want to go to the party.
     (そもそも、そのパーティーに行きたくなかったんだ。)

    In the first place
    「そもそも論」に近く、後悔や反省の気持ちが込められることが多いです。物事の最初の決断や選択を批判する文脈で使われることが多いです。

       例文: Why did you agree to the plan in the first place?
       (そもそも、なんでその計画に同意したの?)

      From the start
      物事の「最初の時点」から一貫していることを強調したいときに使います。「そもそも最初から〜だった」というニュアンスで、少し感情がこもる場合もあります。

         例文: We should have been honest from the start.
         (そもそも最初から正直にしておくべきだった。)

        フォーマルな言い方

        Fundamentally
        「本質的に」「根本的に」という意味で使われます。「そもそもこの問題は何が原因か?」といった分析や議論に適しており、ビジネスやアカデミックな場面で頻出です。

           例文: Fundamentally, the issue lies in poor communication.
           (そもそも、この問題はコミュニケーション不足にある。)

          Originally
          「元々は」「当初は」という時間的な起点を示します。「そもそもこうだったけど、今は違う」という流れで使われることが多く、話の展開に変化があるときに便利です。

             例文: Originally, this project was meant to be a small experiment.
             (そもそも、このプロジェクトは小さな実験として始まった。)

            At the core
            問題やテーマの「中心にある本質」に言及する時の表現です。「本質的に考えてみると〜」というような深い話をする際に用いられます。

               例文: At the core, this is about trust.
               (そもそも、これは信頼の問題だ。)

              ネイティブがよく使う表現

              What it boils down to is…
              口語的かつ自然な表現で、「結局のところ〜」や「本質的には〜」という意味になります。「そもそも〇〇だよね」というまとめの一言として使われます。

                 例文: What it boils down to is that we made a mistake from the beginning.
                 (そもそも、私たちが最初に間違えたということだよね。)

                Let’s go back to the beginning
                会話の流れをリセットしたいとき、「話の原点に戻ろう」という意味合いで使われます。「そもそも何の話だった?」というようなときにぴったりです。

                   例文: Let’s go back to the beginning—why did we start this project?
                   (そもそもに戻ろう。このプロジェクトを始めた理由は?)

                  The bottom line is…
                  結論や要点を簡潔に伝えるときに使う口語的な表現です。「そもそもこれが一番重要なんだよ」というニュアンスを含みます。

                     例文: The bottom line is, we shouldn’t have trusted him in the first place.
                     (そもそも、彼を信じるべきじゃなかったんだ。)

                    間違えやすい表現

                    「そもそも」をそのまま直訳して “in the origin”“at the first” などと表現するのは間違いです。これらは不自然な表現で、ネイティブには意味が通じないことがあります。

                    また、firstlyat first は「最初は〜だったが、今は違う」という意味合いが強く、「そもそも」とは使い方が異なるので注意が必要です。

                    使う場面の具体例

                    日常英会話

                    A: I don’t know why we’re even doing this.
                    B: Yeah, to begin with, it wasn’t our idea.
                    (A: これ、なんでやってるんだろう。B: うん、そもそも僕たちのアイデアじゃなかったし。)

                    ビジネスシーン

                    In the first place, the client didn’t ask for this feature.
                    (そもそも、クライアントはこの機能を求めていませんでした。)

                    Fundamentally, this is a leadership issue.
                    (そもそも、これはリーダーシップの問題です。)

                    SNSでの投稿

                    “Why are people so upset about this update? In the first place, it wasn’t even useful.”
                    (なんでこのアップデートにそんなに怒ってるの?そもそも、あまり使えなかったのに。)

                    まとめ

                    「そもそもって英語で何て言う?」という質問に対しては、状況に応じて以下の表現が適切です:

                    • カジュアル:to begin with, in the first place, from the start
                    • フォーマル:fundamentally, originally, at the core
                    • ネイティブらしい言い回し:what it boils down to is, let’s go back to the beginning, the bottom line is

                    どの表現も、日本語の「そもそも」のニュアンスを正確に伝えるために使える便利な言い回しです。会話やビジネス、SNSなどシーンに合わせて使い分けましょう。

                    この他にも、ふと「英語で何て言うんだろ?」と思う表現を紹介しています!
                    ぜひ参考にしてみてください!

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