【ニュアンスで覚える】「concrete (具体的な)」の意味・発音・例文【5分でわかる】

英単語

concrete」という単語は、建築材料としての「コンクリート」だけでなく、「具体的な」「明確な」という意味でも使われます。

また、名詞と形容詞では発音が異なります。

ビジネスシーンや日常会話で頻繁に登場するこの単語の意味や使い方、発音を詳しく解説します!

【concrete】の意味

「concrete」には、主に以下のような意味があります。

  1. コンクリート(建築材料)(名詞)
    • 例:The building is made of concrete.
      (その建物はコンクリートで作られている。)
  2. 具体的な、明確な(形容詞)
    • 例:We need a concrete plan for the project.
      (私たちはプロジェクトのために具体的な計画が必要だ。)
  3. 実体のある、現実的な(形容詞)
    • 例:She prefers concrete evidence over speculation.
      (彼女は憶測よりも確かな証拠を重視する。)

その他の品詞

  • concretely(副詞):具体的に
  • concreteness(名詞):具体性

【concrete】の変化

品詞原形比較級最上級
形容詞concretemore concretemost concrete

※ 名詞としての「concrete」は数えられない名詞(不可算名詞)なので、複数形はありません。

【concrete】の発音

名詞として使う場合は「CON-kreet(コン・クリート)」
形容詞として使う場合は「con-CREET(カン・クリート)」
名刺と形容詞でアクセントが異なる点に注意が必要です

名詞の[concrete]の発音

  • /ˈkɒŋ.kriːt/(イギリス英語)、/ˈkɑːn.kriːt/(アメリカ英語)
  • カタカナ表記:コンクリート(名詞)

形容詞の[concrete]の発音

  • /kɒnˈkriːt/(イギリス英語)、/kɑːnˈkriːt/(アメリカ英語)
  • カタカナ表記:カンクリート(形容詞)

【concrete】のニュアンス

形容詞の「concrete」は、抽象的な概念や曖昧なアイデアではなく、実際に存在し、具体的に説明できるものを指します。

  • 具体的な計画やアイデアを示す
    • 例:「We need a concrete solution.(具体的な解決策が必要だ)」
    • 「具体的な」は vague(曖昧な)や abstract(抽象的な)の反対語として使われる。
  • 証拠や事実が明確であることを強調する
    • 例:「concrete evidence(確実な証拠)」
    • 証拠やデータが曖昧ではなく、しっかりと裏付けられていることを意味する。
  • 抽象的なアイデアではなく、実体を伴うものを指す
    • 例:「concrete results(具体的な成果)」
    • 「何かが形として表れている」ニュアンスを持つ。

このように、形容詞としての「concrete」は「漠然とした概念ではなく、はっきりとした形や証拠があること」を表します。

【concrete】の例文

日常会話での例文

Be careful! The concrete is still wet.
(気をつけて!コンクリートはまだ乾いていないよ。)

I need some concrete advice on how to improve my English.
(英語を上達させるための具体的なアドバイスがほしい。)

Can you give me a concrete example?
(具体的な例を挙げてもらえますか?)

    ビジネスシーンでの例文

    We need more concrete data to support our argument.
    (私たちの主張を裏付けるために、より具体的なデータが必要です。)

    Please provide a concrete timeline for the project.
    (プロジェクトの具体的なスケジュールを提示してください。)

    Our CEO wants to see concrete results before making a decision.
    (CEOは意思決定をする前に具体的な結果を見たがっている。)

      【concrete】の類義語・反義語

      類義語

      1. specific(具体的な)
        • 「具体的な」情報を示すときに使う。
      2. tangible(触れられる、明確な)
        • 物理的に存在するもの、または確実な証拠を表す。
      3. definite(明確な、確定した)
        • あいまいさがなく、はっきりしていることを指す。

      反義語

      1. abstract(抽象的な)
        • 「具体的な」の対義語として最もよく使われる。
      2. vague(曖昧な)
        • はっきりしていない、不明瞭な状態を表す。
      3. theoretical(理論的な、概念的な)
        • 実際には存在せず、理論的な考えに基づくものを指す。

      【concrete】の使用上の注意

      • 名詞と形容詞で強勢の位置が異なるため、発音に注意!
      • 形容詞として使う場合、フォーマルな表現になることが多い(カジュアルな場面では「specific」の方が自然)。

      【concrete】の豆知識

      文化的な背景
      「Concrete Jungle(コンクリート・ジャングル)」という表現は、都会の無機質な雰囲気を表すスラングとしてよく使われる。

      比喩表現
      「set in concrete(コンクリートのように固められた)」=「変更不可能なもの」の意味で使われる。

      まとめ

      「concrete」は、名詞として「コンクリート」、形容詞として「具体的な・明確な」という意味で使われます。

      特にビジネスでは、「concrete evidence(確かな証拠)」や「concrete plan(具体的な計画)」などのフレーズがよく使われます。

      名詞と形容詞で発音が異なる点にも注意しましょう!

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