「concrete」という単語は、建築材料としての「コンクリート」だけでなく、「具体的な」「明確な」という意味でも使われます。
また、名詞と形容詞では発音が異なります。
ビジネスシーンや日常会話で頻繁に登場するこの単語の意味や使い方、発音を詳しく解説します!
【concrete】の意味
「concrete」には、主に以下のような意味があります。
- コンクリート(建築材料)(名詞)
- 例:The building is made of concrete.
(その建物はコンクリートで作られている。)
- 例:The building is made of concrete.
- 具体的な、明確な(形容詞)
- 例:We need a concrete plan for the project.
(私たちはプロジェクトのために具体的な計画が必要だ。)
- 例:We need a concrete plan for the project.
- 実体のある、現実的な(形容詞)
- 例:She prefers concrete evidence over speculation.
(彼女は憶測よりも確かな証拠を重視する。)
- 例:She prefers concrete evidence over speculation.
その他の品詞
- concretely(副詞):具体的に
- concreteness(名詞):具体性
【concrete】の変化
品詞 | 原形 | 比較級 | 最上級 |
---|---|---|---|
形容詞 | concrete | more concrete | most concrete |
※ 名詞としての「concrete」は数えられない名詞(不可算名詞)なので、複数形はありません。
【concrete】の発音
名詞として使う場合は「CON-kreet(コン・クリート)」
形容詞として使う場合は「con-CREET(カン・クリート)」
と名刺と形容詞でアクセントが異なる点に注意が必要です!
名詞の[concrete]の発音
- /ˈkɒŋ.kriːt/(イギリス英語)、/ˈkɑːn.kriːt/(アメリカ英語)
- カタカナ表記:コンクリート(名詞)
形容詞の[concrete]の発音
- /kɒnˈkriːt/(イギリス英語)、/kɑːnˈkriːt/(アメリカ英語)
- カタカナ表記:カンクリート(形容詞)
【concrete】のニュアンス
形容詞の「concrete」は、抽象的な概念や曖昧なアイデアではなく、実際に存在し、具体的に説明できるものを指します。
- 具体的な計画やアイデアを示す
- 例:「We need a concrete solution.(具体的な解決策が必要だ)」
- 「具体的な」は vague(曖昧な)や abstract(抽象的な)の反対語として使われる。
- 証拠や事実が明確であることを強調する
- 例:「concrete evidence(確実な証拠)」
- 証拠やデータが曖昧ではなく、しっかりと裏付けられていることを意味する。
- 抽象的なアイデアではなく、実体を伴うものを指す
- 例:「concrete results(具体的な成果)」
- 「何かが形として表れている」ニュアンスを持つ。
このように、形容詞としての「concrete」は「漠然とした概念ではなく、はっきりとした形や証拠があること」を表します。
【concrete】の例文
日常会話での例文
Be careful! The concrete is still wet.
(気をつけて!コンクリートはまだ乾いていないよ。)
I need some concrete advice on how to improve my English.
(英語を上達させるための具体的なアドバイスがほしい。)
Can you give me a concrete example?
(具体的な例を挙げてもらえますか?)
ビジネスシーンでの例文
We need more concrete data to support our argument.
(私たちの主張を裏付けるために、より具体的なデータが必要です。)
Please provide a concrete timeline for the project.
(プロジェクトの具体的なスケジュールを提示してください。)
Our CEO wants to see concrete results before making a decision.
(CEOは意思決定をする前に具体的な結果を見たがっている。)
【concrete】の類義語・反義語
類義語
- specific(具体的な)
- 「具体的な」情報を示すときに使う。
- tangible(触れられる、明確な)
- 物理的に存在するもの、または確実な証拠を表す。
- definite(明確な、確定した)
- あいまいさがなく、はっきりしていることを指す。
反義語
- abstract(抽象的な)
- 「具体的な」の対義語として最もよく使われる。
- vague(曖昧な)
- はっきりしていない、不明瞭な状態を表す。
- theoretical(理論的な、概念的な)
- 実際には存在せず、理論的な考えに基づくものを指す。
【concrete】の使用上の注意
- 名詞と形容詞で強勢の位置が異なるため、発音に注意!
- 形容詞として使う場合、フォーマルな表現になることが多い(カジュアルな場面では「specific」の方が自然)。
【concrete】の豆知識
文化的な背景:
「Concrete Jungle(コンクリート・ジャングル)」という表現は、都会の無機質な雰囲気を表すスラングとしてよく使われる。
比喩表現:
「set in concrete(コンクリートのように固められた)」=「変更不可能なもの」の意味で使われる。
まとめ

「concrete」は、名詞として「コンクリート」、形容詞として「具体的な・明確な」という意味で使われます。
特にビジネスでは、「concrete evidence(確かな証拠)」や「concrete plan(具体的な計画)」などのフレーズがよく使われます。
名詞と形容詞で発音が異なる点にも注意しましょう!
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