【高い!】「cost an arm and a leg」の意味・使い方・例文【5分でわかる】

イディオム

英語には「ものすごく高い」「法外な値段がする」という意味の表現がいくつかありますが、その中でも特にインパクトがあるのが 「cost an arm and a leg」 です。

直訳すると「腕と脚の値段がかかる」ですが、これは「とても高額である」という意味のイディオムです。

本記事では、この表現の意味や使い方、注意点などを詳しく解説します!

「Cost an arm and a leg」の意味

「cost an arm and a leg」 は以下のような意味を持ちます。

  1. 非常に高額である(= ものすごくお金がかかる)
  2. 法外な価格である(= 普通では考えられないくらい高い)
  3. 予想以上に費用がかかる(= 予算を大幅に超える)

品詞:イディオム(慣用句)

「Cost an arm and a leg」の発音

発音記号: /kɔːst ən ɑːrm ənd ə leɡ/
カタカナ発音:コストゥ アン アーム アンド ア レグ

ネイティブは「and」を「’n」のように弱く発音することが多く、「cost ‘n arm ‘n a leg」 のように聞こえることがあります。

「Cost an arm and a leg」のニュアンス

このイディオムは、「とても高額である」という意味ですが、一般的に「不満」や「驚き」のニュアンスを含みます。たとえば、「こんなに高いとは思わなかった!」というような状況で使われることが多いです。

📝 ニュアンスのポイント

  • 価格が高すぎることへの驚きや不満を含む
  • フォーマルな場面ではあまり使われず、カジュアルな会話向き

「Cost an arm and a leg」の例文

日常会話での使用例

That designer bag costs an arm and a leg!
(あのデザイナーバッグはめちゃくちゃ高いよ!)

I’d love to go to Paris, but the flight tickets cost an arm and a leg.
(パリに行きたいけど、飛行機のチケットがめちゃくちゃ高いんだよね。)

My new phone cost an arm and a leg, but it was worth it.
(新しいスマホはすごく高かったけど、買う価値はあったよ。)

ビジネスシーンでの使用例

⚠️ 職場で同僚との会話では問題ないものの、フォーマルな場面ではあまり適さない表現 のため、上司や取引先には 「very expensive」「overpriced」 などの表現を使う方が無難です。

The new office renovation is going to cost an arm and a leg.
(新しいオフィスの改装には莫大な費用がかかりそうです。)

Hiring an expert consultant might cost an arm and a leg, but it could boost our sales.
(専門のコンサルタントを雇うのは高くつくかもしれませんが、売上が伸びる可能性があります。)

We should find a supplier that doesn’t cost an arm and a leg.
(法外な値段を取らない仕入れ先を見つけるべきだね。)

「Cost an arm and a leg」の類義語・反義語

類義語(同じ意味の表現)

  • Be pricey(高価である)
  • Break the bank(大金がかかる)
  • Be over the top(法外な価格である)
  • Be exorbitant(法外に高い)

反義語(逆の意味の表現)

  • Be a bargain(お買い得である)
  • Be dirt cheap(めちゃくちゃ安い)
  • Be affordable(手頃な価格である)

「Cost an arm and a leg」の使用上の注意

フォーマルな場面では避けるべき

ビジネスメールやプレゼンでは、「very expensive」「overpriced」などの言葉の方が適しています。

過去形の表現にも注意

「cost」は過去形・過去分詞形も「cost」のままなので、「It cost an arm and a leg.」と表現します。(costed ❌)

「Cost an arm and a leg」の豆知識

💡 このイディオムの由来
この表現の正確な起源は不明ですが、第二次世界大戦後に使われるようになったと考えられています。兵士が戦争で腕や脚を失うことと、高額な代償を払うことを比喩的に結びつけたという説があります。

💬 類似の表現がある他の言語

  • フランス語:「Coûter les yeux de la tête」(頭の目の値段がかかる)
  • スペイン語:「Cuesta un ojo de la cara」(顔の目の値段がかかる)

まとめ

  • 「Cost an arm and a leg」 は「ものすごく高い」「法外な値段がする」という意味のイディオム。
  • カジュアルな会話で使われる ことが多く、フォーマルな場面では避けた方がよい。
  • 過去形は「cost」のまま変化しない ので注意。
  • 「Break the bank」や「Be pricey」などの類義語 も覚えておくと便利。

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