【ニュアンスで覚える】「deal with(対処する)」の意味・使い方・例文【5分でわかる】

イディオム

この記事では、「deal with」の意味や使い方について詳しく解説します。

「deal with」は「対処する」「扱う」などの意味がありますが、ビジネスシーンでよく使われる句動詞(phrasal verb)です。
単純に名詞と動詞である「deal」と「deal with」では意味が少し異なってきます。

日常会話やビジネスシーンでの使用例を交えながら、使い方をご紹介します!
また、言い換えや類義語や反義語、ニュアンス、「deal」との違いについても掘り下げて説明します。

「deal with」の意味

「deal with」は、主に以下の3つの意味を持つ句動詞(phrasal verb)です。

  1. 対処する、処理する(問題や状況に対応する)
  2. 関係を持つ、取引をする(人や組織と関わる)
  3. 扱う、取り上げる(特定の話題やテーマについて述べる)

品詞: 句動詞(phrasal verb)


「deal with」の変化

原形過去形過去分詞現在分詞
deal withdealt withdealt withdealing with

「deal with」の発音

発音記号: /diːl wɪð/ または /diːl wɪθ/
発音のポイント:

  • 「deal」は「ディール」と伸ばす音。
  • 「with」は「ウィズ」または「ウィス」と発音されることがあります。

「deal with」のニュアンス

「deal with」は、幅広い文脈で使われる表現で、主に「対処する」「関わる」「扱う」の3つの意味を持ちます。

  1. 問題に対処する場合(=handle, manage)
    • I need to deal with this problem immediately.
      (この問題にすぐ対処しなければならない。)
  2. 人や組織との関係・取引を表す場合(=do business with, interact with)
    • Our company deals with many international clients.
      (当社は多くの国際的な顧客と取引をしている。)
  3. 話題やテーマを扱う場合(=cover, address)
    • This book deals with climate change.
      (この本は気候変動について扱っている。)

「deal with」の使用例

日常会話での例文

  1. I don’t know how to deal with this situation.
    (この状況にどう対処すればいいかわからない。)
  2. She’s good at dealing with stress.
    (彼女はストレスにうまく対処できる。)
  3. Could you deal with the customers while I finish this task?
    (この作業を終える間、お客様の対応をしてもらえますか?)

ビジネスシーンでの例文

  1. We need to deal with this issue before it gets worse.
    (この問題が悪化する前に対処しなければならない。)
  2. Our team deals with multiple projects simultaneously.
    (私たちのチームは複数のプロジェクトを同時に扱っています。)
  3. This department deals with customer complaints.
    (この部署は顧客の苦情を扱っています。)

「deal with」の類義語・反義語

類義語(Synonyms)

  • handle(ハンドル): 「対処する」「処理する」
  • manage(マネージ): 「管理する」「対応する」
  • cope with(コープ ウィズ): 「うまく対処する」「乗り越える」
  • address(アドレス): 「(問題などに)対応する」「取り組む」

反義語(Antonyms)

  • ignore(イグノア): 「無視する」
  • avoid(アボイド): 「避ける」
  • neglect(ネグレクト): 「怠る」「放置する」

「deal with」の使用上の注意

  1. フォーマル・カジュアル両方で使えるが、ビジネスでは「handle」や「manage」も適切
    • 「deal with」はカジュアルな場面でもビジネスでも使えますが、フォーマルなビジネスメールなどでは「handle」や「address」の方がより適切な場合があります。
  2. 「Deal with it.」は強いニュアンスになる
    • 「Deal with it!」は「自分で対処しろ」「文句を言わずに受け入れろ」という命令形で、強い言い方になるため、使う相手や状況に注意が必要です。
  3. 状況に応じた類義語の使い分け
    • 「cope with」はストレスや困難な状況に対処する際に使われることが多い。
    • 「manage」は組織や仕事の管理に関連する文脈でよく使われる。

「deal with」の知っておくと良いこと

文化的な背景

  • 「deal with it」というフレーズは、インターネットミームとしても広く知られており、誰かが不満を言ったときに「文句を言わずに受け入れろ」という意味で使われることがあります。

関連するイディオム

  • Deal with it.(仕方ない、受け入れろ)
    → 強い命令形なので、親しい友人同士で使うことが多い。
  • Have a lot to deal with.(対処すべきことが多い)
    → 忙しさや問題を抱えていることを表す。
  • Make a deal with ~(〜と取引する)
    → 取引や交渉の文脈で使われる。

「deal」と「deal with」の違い

「deal」は名詞と動詞の両方で使われますが、基本的には「取引」「契約」や「量」「配る」などの意味を持ちます。

dealdeal with
品詞名詞・動詞句動詞(phrasal verb)
主な意味取引、契約、配る対処する、関係を持つ、扱う
例文We made a deal.(取引をした。)I have to deal with this problem.(この問題に対処しなければならない。)
主な使い方取引や商売、カードゲーム問題や人との関係、テーマの取り扱い

使い分けのポイント

  • 「deal」 は「取引・契約・配る」などの意味で、名詞または動詞として使う。
  • 「deal with」 は「対処する・関わる・扱う」の意味で、句動詞(phrasal verb)。
  • 「deal in」 も存在し、「~を商売として扱う」という意味で使われる。
  • 「取引」や「契約」を指すときは「deal」
    • We made a deal with the supplier.(供給業者と契約した。)
    • We made a deal with the problem.(✖️ 不自然)
  • 「問題に対処する」「関係を持つ」と言いたいときは「deal with」
    • I have to deal with a difficult situation.(難しい状況に対処しなければならない。)
    • I have to deal a difficult situation.(✖️ 不自然)
  • 「商売する」「取り扱う」は「deal in」
    • He deals in second-hand cars.(彼は中古車を扱っている。)
    • He deals second-hand cars.(✖️ 不自然)

まとめ

  • 「deal with」は「対処する」「関係を持つ」「扱う」などの意味を持つ便利な句動詞。
  • ビジネスでも日常会話でも頻繁に使われる。
  • 命令形「Deal with it!」は強めの表現なので使う場面に注意。
  • 「handle」「manage」「cope with」などの類義語と使い分けると、より自然な英語表現ができる。

「deal with」を適切に使いこなせば、英語のコミュニケーション能力が格段にアップします!
ぜひ、さまざまな場面で活用してみてくださいね 😊

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