この記事では、「desperate」の意味や使い方について詳しく解説します。
「desperate」は、絶望や切望を表す言葉で日常でもビジネスでもよく使われる言葉です。
この記事では、日常会話やビジネスシーンでの使用例を交えながら、正しい使い方をご紹介します!
また、類義語や反義語、ニュアンスの違いについても掘り下げて説明します。
「desperate」の意味

「desperate」には以下のような意味があります。
- 絶望的な、死に物狂いの
- (何かを)強く求める、切望する
- (状況が)極端な、危険な
品詞:形容詞
「desperate」の関連語
- 副詞:desperately(必死に、絶望的に)
- 名詞:desperation(絶望、死に物狂いの状態)
「desperate」の変化
「desperate」は形容詞なので、動詞のような変化はありませんが、比較級・最上級の形もあります。
原級 | 比較級 | 最上級 |
---|---|---|
desperate | more desperate | most desperate |
「desperate」の発音
発音記号(IPA): /ˈdɛspərɪt/ または /ˈdɛspərət/
カタカナ発音:デスパレット / デスパリット
「desperate」のニュアンス
「desperate」は「絶望的」「必死」という強い感情を伴う形容詞です。以下の3つの主なニュアンスがあります。
① 絶望的な状況・切羽詰まった状態
「desperate」は「希望がほとんどない」「極端に困難な状況にある」ことを表します。
この意味では「hopeless(絶望的な)」と似ていますが、「desperate」は「何とかしようと必死になる」ニュアンスを含みます。
例:
- The refugees were in a desperate situation.
(難民たちは絶望的な状況にあった。) - We made a desperate attempt to save him.
(私たちは彼を救うために死に物狂いで試みた。)
② 何かを切実に求める・強く望む
「desperate for ~」の形で「~を強く求める」「喉から手が出るほど欲しい」という意味になります。
この場合、単に「want(欲しい)」よりも、もっと強い「切実な願望」を表します。
例:
- I’m desperate for a vacation.
(休暇がどうしても欲しい。) - She was desperate for love and attention.
(彼女は愛と注目を強く求めていた。)
③ 極端な・無謀な
「desperate」は「手段を選ばないほど必死」「極端な行動に出る」というニュアンスもあります。
この場合、「reckless(向こう見ずな)」や「extreme(極端な)」と近い意味になります。
例:
- In a desperate move, he gambled all his money.
(彼は絶望的な手段として、全財産を賭けた。)
「desperate」の使用例
日常会話での使用例
- I’m desperate to find a new job.
(新しい仕事を見つけたくて必死です。) - She looked desperate when she lost her phone.
(彼女は携帯を失くして絶望的な顔をしていた。) - I’m desperate for a cup of coffee right now.
(今すぐコーヒーが飲みたくてたまらない。)
ビジネスシーンでの使用例
- The company is in a desperate need of funding.
(その会社は資金を切実に必要としている。) - We made a desperate attempt to close the deal.
(私たちは契約を成立させるために必死だった。) - Our team is desperate for a win after three losses.
(3連敗した後、私たちのチームは勝利を切望している。)
「desperate」の類義語・反義語
類義語
- hopeless(希望がない、絶望的な)
→ 「desperate」は「何とかしようとする」のに対し、「hopeless」は単に希望がない状態 - frantic(半狂乱の、取り乱した)
→ 「desperate」よりも感情的に強く、冷静さを失っている状態 - urgent(緊急の、差し迫った)
→ 「desperate」に近いが、単に「急を要する」ニュアンス
反義語
- calm(冷静な)
→ 「desperate」の切羽詰まった状態とは逆 - content(満足している)
→ 「desperate for ~」の「切実に求める」ニュアンスと対照的 - secure(安定した、安心した)
→ 「desperate」の不安や絶望とは反対
「desperate」の使用上の注意
- 強い感情を伴う単語
「desperate」はかなり強い感情を表す単語なので、軽いニュアンスで使うと不自然になることがあります。
例えば、「I’m desperate for a snack.(おやつが切実に欲しい)」はやや大げさに聞こえることがあります。 - 「desperate for ~」の後には名詞が来る
「desperate for ~」を使うときは、後ろに名詞を置きます。
誤り:I’m desperate for go home.
正しい例:I’m desperate to go home.(家に帰りたくてたまらない。)
「desperate」の豆知識
「desperate」は、文学や映画でもよく使われる単語です。例えば、アメリカの人気ドラマ “Desperate Housewives”(デスパレートな妻たち) は、登場人物たちがそれぞれ問題を抱え、必死に生きる姿を描いています。
また、「desperate times call for desperate measures.(絶望的な時には極端な手段が必要だ)」という英語のことわざがあります。これは、困難な状況では通常は取らないような手段も必要になる、という意味です。
まとめ
「desperate」は、「絶望的な」「切実に求める」「極端な行動をとる」などの意味を持つ形容詞です。
- 絶望的な状況(例:We are in a desperate situation.)
- 切実に何かを求める(例:I’m desperate for a break.)
- 無謀な行動(例:He took a desperate risk.)
感情の強さを表現するのに便利な単語なので、適切な場面で使いこなせるようにしましょう!
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