「fancy」という言葉を聞くと、「派手」や「高級」といったイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、この単語には意外と多くの意味と使い方があり、日常会話でも頻繁に登場します。
この記事では、「fancy」の基本的な意味からニュアンス、使用例までを丁寧に解説します。
fancy の意味
「fancy」には以下のような意味があります:
- (形容詞)装飾的な、凝った、しゃれた
- (動詞)〜が好きだ、〜を好む
- (名詞)空想、気まぐれな考え
品詞: 形容詞・動詞・名詞
他の品詞:
- fanciful(形容詞):空想的な、現実離れした
- fanciness(名詞):派手さ、装飾的なこと
fancy の変化
形 | 変化形 |
---|---|
現在分詞 | fancying |
過去形 | fancied |
過去分詞 | fancied |
三人称単数現在 | fancies |
複数形(名詞) | fancies |
fancy の発音
発音記号(IPA): /ˈfæn.si/
fancy のニュアンス
「fancy」は文脈によって意味が異なりますが、基本的には「見た目が凝っている」「高級な感じがする」といったポジティブな印象を与える言葉です。また、イギリス英語では「〜が好き」という意味でよく使われ、少しくだけた表現になります。
fancy の使用例
日常会話での例文
I really fancy a cup of tea right now.
今すごく紅茶が飲みたい気分だよ。
That restaurant looks so fancy!
あのレストラン、すごくおしゃれに見えるね!
Do you fancy going to the cinema tonight?
今夜映画に行かない?
ビジネスシーンでの例文
Our client prefers a more fancy design for the presentation.
クライアントは、もっと凝ったデザインを好みます。
This product comes in a fancy package for premium customers.
この商品は、高級顧客向けに豪華なパッケージで提供されます。
Please avoid using fancy fonts in the official documents.
公式文書には凝ったフォントの使用を避けてください。
※「fancy」を動詞(likeの代わり)として使うのはカジュアルな表現のため、ビジネスシーンでは避けたほうが良いです。
fancy の類義語・反義語
類義語:
- stylish:スタイリッシュな(より現代的)
- luxurious:豪華な(より高級感を強調)
- elegant:上品な(洗練された雰囲気)
反義語:
- plain:地味な、飾り気のない
- simple:シンプルな、単純な
それぞれ微妙にニュアンスが異なり、「fancy」は見た目が凝っていて少し特別感がある印象です。
fancy の使用上の注意
- アメリカ英語よりもイギリス英語で「like」の意味として使われることが多いです。
- カジュアルな文脈では自然ですが、フォーマルな会話では避けるのが無難です。
- 派手な意味合いで使う場合、皮肉っぽく使われることもあるため文脈に注意が必要です。
fancy の追加情報
- イギリスのTV番組や映画では、「Do you fancy…?」というセリフがよく登場します。
- 有名なことわざに「Fancy may kill or cure(空想は命を救うこともあれば奪うこともある)」があります。
- 日本人は「fancy=高級」と思いがちですが、「子供っぽい派手さ」や「奇抜さ」を指す場合もあるので注意しましょう。
まとめ
「fancy」は、一見シンプルながら多様な意味と用法を持つ便利な単語です。
カジュアルな会話からおしゃれな表現まで幅広く使えるため、ニュアンスの違いを理解して使いこなせると英語力がぐっと上がります。
この他にも多数の英単語を紹介しています!
日本語訳そのままではなく、ニュアンスで覚えることに焦点を当てているの、ぜひ参考にしてみてください!
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