「reasonable(リーズナブル)」は英語で非常によく使われる便利な単語です。
しかし、日本語の「リーズナブル(=お得、安い)」とは意味が少し違うことをご存じでしょうか?
今回は「reasonable」の正しい意味や使い方、日本語との違いについて詳しく解説します!
reasonable の意味
以下のような意味があります。
- 合理的な、理にかなった
- 適度な、妥当な
- (価格・要求などが)手ごろな
品詞:形容詞(adjective)
他の品詞形:
- 副詞:reasonably(合理的に、適度に)
- 名詞:reasonableness(合理性、妥当性)
reasonable の変化
形態 | 単語 |
---|---|
現在分詞 | reasoning(※「reason(理由づける)」に由来) |
過去形 | なし(形容詞のため適用なし) |
過去分詞 | なし(形容詞のため適用なし) |
複数形 | なし(形容詞のため適用なし) |
※動詞「reason(推論する)」の派生について触れる場合もありますが、今回は形容詞「reasonable」に絞って説明します。
reasonable の発音
発音記号(IPA):/ˈriː.zən.ə.bəl/
reasonable のニュアンス
「reasonable」は、単に「安い」という意味だけではなく、状況に応じて理にかなっている、納得できる範囲であるというニュアンスを持ちます。
つまり「価格が高すぎず、安すぎず、品質に見合った適切な価格」というニュアンスで使われます。
⚡ 日本語の「リーズナブル(安い、お得)」とは異なり、必ずしも「激安」という意味ではありません!
reasonable の使用例
日常会話での例文
The restaurant offers reasonable prices for its dishes.
(そのレストランは料理に対して手ごろな価格を提供しています。)
It’s reasonable to expect some delays during rush hour.
(ラッシュアワーに遅れが出るのは当然だ。)
I think it’s reasonable to ask for a discount if the item is damaged.
(商品に傷があるなら、割引をお願いするのは妥当だと思います。)
ビジネスシーンでの例文
We need to set a reasonable deadline for the project.
(プロジェクトには妥当な締め切りを設定する必要があります。)
The client made a reasonable request regarding the timeline.
(クライアントはスケジュールに関して理にかなった要求をしました。)
Please submit a reasonable estimate for the cost.
(費用について妥当な見積もりを提出してください。)
※ビジネスシーンでも安心して使える単語です!
reasonable の類義語・反義語
- 類義語:
- sensible(分別のある):感情に流されずに判断できるニュアンス。
- fair(公平な):偏りがないというニュアンス。
- moderate(適度な):極端でないというニュアンス。
- 反義語:
- unreasonable(不合理な、理不尽な):理屈に合わない、無理な。
reasonable の使用上の注意
- 「reasonable」は「激安」「超お得」というニュアンスでは使いません。
- 「あまりにも安いもの」に対して使うと不自然に聞こえることがあります。
- フォーマル・インフォーマル両方の場面で使えますが、ビジネスでは特に「理にかなった提案」をするときによく使われます。
reasonable の追加情報
- 有名な引用:
- “A reasonable man adapts himself to the world; an unreasonable one persists in trying to adapt the world to himself.”
(合理的な人は自分を世界に合わせ、不合理な人は世界を自分に合わせようとする。)
— ジョージ・バーナード・ショー
- “A reasonable man adapts himself to the world; an unreasonable one persists in trying to adapt the world to himself.”
- 日本人が間違えやすいポイント:
- 「リーズナブル=安い」と思い込んで、「ものすごく安い」ものに対して”reasonable”を使うと違和感が生まれます。本来は「高すぎず、納得できる範囲」のイメージです!
まとめ
「reasonable」は「合理的な」「妥当な」「手ごろな」といった意味を持ち、日本語の「リーズナブル(=安い、お得)」とは微妙に違うニュアンスを持っています。正しく理解して使うことで、英語力がワンランクアップします!
ポイント:
「reasonable」=「安い」ではない!「理にかなった」という広い意味を持つと覚えましょう。
この他にも多数の英単語を紹介しています!
日本語訳そのままではなく、ニュアンスで覚えることに焦点を当てているの、ぜひ参考にしてみてください!
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