「了解」「承知しました」英語で何て言う?|カジュアル・ビジネス・フォーマル別に解説

英語で何ていう?

日本語の「了解」や「承知しました」は、いろいろな場面で使用でき、便利な言葉です。
英語ではシチュエーションによって異なる表現を使います。

「了解」「承知しました」と言う際は大まかに下記の2場面だと思います。

  • お願いや依頼に対する「了解」「承知しました」
  • 質問に対する回答に対して「理解した」というニュアンスの「了解」「承知しました」

この記事では、この2つの場面をベースにカジュアルシーンやビジネスシーンで使えるフレーズを紹介し、それぞれのニュアンスと例文、印象を解説します!

友達や親しい仲の人からのお願いに対する「了解」

Got it.

ニュアンス:
シンプルでカジュアルな「了解」。相手の言ったことを理解し、了承したことを伝える。

印象:
フレンドリーで軽い印象。ビジネスではややカジュアルすぎる。

例文:
A: Can you bring some drinks to the party?
(パーティーに飲み物持ってきてくれる?)
B: Got it! I’ll grab some on my way.
(了解!行く途中で買っていくね。)

Sure thing.

ニュアンス:
「もちろん!」といったニュアンスで、気軽に引き受けるときに使える。

印象:
カジュアルで親しみやすい。相手に対して前向きな印象を与える。

例文:
A: Can you pick me up at 7?
(7時に迎えに来てくれる?)
B: Sure thing! See you then.
(了解!じゃあその時間にね。)

No problem.

ニュアンス:
「問題ないよ!」といったニュアンスで、快く了承する感じ。

印象:
気軽で協力的な印象を与える。

例文:
A: Could you lend me your notebook?
(ノート貸してくれる?)
B: No problem! Here you go.
(了解!はい、どうぞ。)

友達や親しい仲の人に聞いたことの回答に対する「了解」

I see.

ニュアンス:
「なるほど」「わかったよ」といった理解を示す表現。

印象:
フレンドリーで、自然な受け答え。やや淡泊な印象を持つこともある。

例文:
A: The train was delayed, so I’ll be a bit late.
(電車が遅れたから少し遅れるよ。)
B: I see. No worries!
(了解!問題ないよ。)

Gotcha.

ニュアンス:
「了解!」というカジュアルな言い方で、少し砕けた表現。

印象:
親しい間柄で使うと自然。少しくだけた印象。

例文:
A: We’re meeting at the café at 3.
(3時にカフェで集合ね。)
B: Gotcha! See you there.
(了解!じゃあそこでね。)

Makes sense.

ニュアンス:
「納得」「意味が分かったよ」という感じで、理解を示す。

印象:
冷静で理論的な印象を与える。

例文:
A: I changed the meeting time because John couldn’t make it.
(ジョンが来られなかったから、ミーティングの時間を変更したよ。)
B: Makes sense. Thanks for letting me know.
(了解。知らせてくれてありがとう。)

「Make sense」については、こちらで詳しく解説しています!

同僚の依頼に対する「承知しました」

Will do.

ニュアンス:
「やります」「了解しました」というシンプルな表現。

印象:
気軽ながらも、ビジネスでも使える適度なフォーマルさ。

例文:
A: Please send me the report by noon.
(正午までにレポートを送ってください。)
B: Will do.
(承知しました。)

Consider it done.

ニュアンス:
「すぐにやります」「任せてください」といった積極的な返事。

印象:
責任感のある印象を与える。

例文:
A: Can you update the client list today?
(今日中にクライアントリストを更新してくれる?)
B: Consider it done.
(承知しました。すぐにやります。)

Got it, I’ll take care of it.

ニュアンス:
「了解しました、対応します」と、仕事を引き受ける意志を示す。

印象:
頼りがいのある印象を与える。

例文:
A: We need to prepare materials for tomorrow’s meeting.
(明日の会議の資料を準備しないといけません。)
B: Got it, I’ll take care of it.
(承知しました。対応します。)

同僚に聞いたことの回答に対する「承知しました」

Understood.

ニュアンス:
「理解しました」という、少しフォーマルな表現。

印象:
ビジネス向きで、冷静な印象を与える。

例文:
A: The deadline has been changed to Friday.
(締め切りが金曜日に変更されました。)
B: Understood. Thanks for the update.
(承知しました。報告ありがとう。)

Noted.

ニュアンス:
「承知しました」「メモしました」といった、情報を受け取ったことを伝える。

印象:
短くスマートな印象を与える。

例文:
A: We’ll have a team meeting at 10 AM tomorrow.
(明日10時にチームミーティングがあります。)
B: Noted.
(承知しました。)

取引先やフォーマルな場での依頼に対する「承知しました」

Certainly.

ニュアンス:
「かしこまりました」というフォーマルな返事。

印象:
丁寧で礼儀正しい。

例文:
A: Could you send us the revised contract?
(修正した契約書を送っていただけますか?)
B: Certainly. I’ll send it shortly.
(承知しました。すぐに送ります。)

I’ll make sure to do that.

ニュアンス:
「必ず対応します」と強調する表現。

印象:
責任感を示し、プロフェッショナルな印象を与える。

例文:
A: Please confirm the schedule by the end of the day.
(本日中にスケジュールを確認してください。)
B: I’ll make sure to do that.
(承知しました。必ず確認します。)

取引先やフォーマルな場で質問の回答に対する「承知しました」

仕事場と同様に「Noted」「Understood」などを使うことができます。

I appreciate the clarification.

ニュアンス:
「ご説明ありがとうございます」という丁寧な理解の表現。

例文:
A: The invoice should be submitted by next Monday.
(請求書は来週の月曜日までに提出してください。)
B: I appreciate the clarification.
(承知しました。ご説明ありがとうございます。)

7. まとめ

英語の「了解」「承知しました」は、場面や関係性によって使い分けが重要 です。

カジュアルな場面(友達・親しい人)

親しい友人や家族、カジュアルな同僚との会話で使える表現。軽いニュアンスでフレンドリーな印象 を与える。

表現ニュアンス使う場面
Got it.「わかった!」シンプルな了解友達同士や気軽な会話
Sure thing.「もちろん!」快く引き受ける感じ依頼を承諾するとき
No problem.「問題ないよ!」気軽な了承頼まれごとに対して

ポイント:
カジュアルな場面では、気軽で短いフレーズが自然。一方で、フォーマルな場ではカジュアルすぎて失礼に感じられることもあるので注意。


ビジネスカジュアルな場面(職場の同僚・チームメンバー)

ビジネスの場でも比較的カジュアルな関係(同僚・チーム内)で使うフレーズ。礼儀正しく、プロフェッショナルな印象を保つ

表現ニュアンス使う場面
Will do.「やります」「了解しました」シンプルな承諾依頼を受けるとき
Consider it done.「すぐにやります!」頼もしい印象すぐ対応することを伝えるとき
Got it, I’ll take care of it.「了解、対応します」責任感を示す依頼を受けたとき
Noted.「承知しました」「メモしました」短くスマート上司・同僚の指示に対して
Understood.「理解しました」フォーマル寄り重要な指示や変更に対して

ポイント:

  • 上司・クライアントには使わず、同僚とのやりとりで使うのがベスト
  • Noted. は特に「メモしました」「認識しました」といった意味で、会議や報告時にスマートに使える。

フォーマルな場面(上司・取引先・ビジネスメール)

ビジネスのフォーマルな場面(上司・クライアント・取引先) では、より丁寧な表現を使うことが求められる。プロフェッショナルで礼儀正しい印象を与えるフレーズを選ぶのが重要

表現ニュアンス使う場面
Certainly.「かしこまりました」フォーマルで礼儀正しいクライアント・上司の依頼に対して
I’ll make sure to do that.「必ず対応します」責任感を強調重要な依頼や確認事項に対して
I appreciate the clarification.「ご説明ありがとうございます」情報を受け取った際フォーマルな場での返答
Understood.「理解しました」冷静でフォーマル指示や変更を承諾するとき
Noted.「承知しました」短く洗練された印象メールや文書での返答に適している

ポイント:

  • 取引先やフォーマルな場では “Certainly.” や “I appreciate the clarification.” などの礼儀正しい表現を使うと、信頼感を高められる。
  • “Noted.” や “Understood.” は短くてもビジネスで適切な表現なので、特にメールでの返信に便利。

以上、状況に合わせた「了解」「承知しました」の言い換えをマスターする手助けになれば嬉しいです!

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