「わざわざ」って英語で何ていう?ビジネス&カジュアルで使えるフレーズ集

英語で何ていう?

「わざわざ」という日本語は、相手の行動や配慮に感謝を表すときや、自分が手間をかけて何かをしたことを強調するときに使われる便利な表現です。

例えば:

  • 「わざわざ来てくれてありがとう」
  • 「わざわざ行く必要はないよ」
  • 「わざわざそんなことを言わなくてもいいのに」

このように、「わざわざ」は 努力・手間・気遣い に焦点を当てる言葉ですが、英語にはこれにピッタリ対応する単語はないため、状況に応じて言い換える必要があります。

この記事では、「わざわざって英語で何て言う?」という疑問に対して、使える英語表現をカジュアル・フォーマル・ネイティブ風に分けて紹介します。

「わざわざ」の英語表現

カジュアルな言い方

Go out of one’s way

「わざわざ~する」という意味で、特別な努力をしてくれたことを表します。感謝や驚きを込めた言い方です。

     例文: She went out of her way to help me move.
     (彼女はわざわざ引っ越しを手伝ってくれた。)

    Take the trouble to do

    「手間をかけて~する」という意味で、少し丁寧な言い方です。好意的にも皮肉っぽくも使えます。

       例文: He took the trouble to call me just to say thanks.
       (彼はわざわざ電話をくれて、お礼を言ってくれた。)

      Bother to do

      「わざわざ〜する(でもしなくてもいいのに)」というニュアンスで、少し否定的に使うことが多いです。

         例文: You didn’t have to bother cooking for me.
         (わざわざ料理してくれなくてもよかったのに。)

        フォーマルな言い方

        Make a special effort to

        特別に努力したという意味で、丁寧に相手の配慮や自分の行動を強調したいときに使います。

           例文: We made a special effort to welcome the guests properly.
           (わざわざお客様を丁寧にお迎えしました。)

          Be considerate enough to

          「わざわざ〜してくれるほど思いやりがある」という非常に丁寧でフォーマルな表現です。

             例文: She was considerate enough to send flowers after the meeting.
             (彼女は会議の後、わざわざ花を送ってくれた。)

            Take deliberate steps to

            やや堅い表現で、「意図的に」「計画的に」何かをしたという意味。感謝や配慮よりも意志を強調します。

               例文: He took deliberate steps to avoid conflict.
               (彼はわざわざ衝突を避けるように行動した。)

              ネイティブがよく使う表現

              I really appreciate you going out of your way.

              「わざわざしてくれてありがとう」の自然な言い回し。日常会話でもビジネスでも使えます。

                 例文: I really appreciate you going out of your way to meet me today.
                 (今日はわざわざ会いに来てくれて、本当にありがとう。)

                You didn’t have to do that.

                「わざわざそんなことしなくてもよかったのに」と、感謝と恐縮を込めたネイティブらしい表現です。

                   例文: Oh, you brought me coffee? You didn’t have to do that!
                   (え、コーヒー買ってきてくれたの?わざわざそんなことしなくてよかったのに!)

                  That was very kind of you.

                  直接「わざわざ」とは言いませんが、行為に対しての感謝を上品に伝える表現です。

                     例文: That was very kind of you to send me a message.
                     (わざわざメッセージをくれて、本当にありがとう。)

                    間違えやすい表現

                    「わざわざ」を英語に訳すときに “on purpose” を使うのは要注意です。
                    “on purpose” は「故意に」「わざと」という意味であり、「親切なわざわざ」とはまったく異なります。

                    ❌ She came to help me on purpose.(誤解を招く)
                    ⭕ She went out of her way to help me.(自然)

                    使う場面の具体例

                    日常英会話

                    A: I baked these cookies for you.
                    B: Wow, you didn’t have to do that!
                    (A: あなたのためにクッキー焼いたの。B: わざわざそんなことしなくてもよかったのに!)

                    He always goes out of his way to make people feel comfortable.
                    (彼はいつもわざわざ人を安心させようとしてくれる。)

                    ビジネスシーン

                    Thank you for going out of your way to attend the meeting.
                    (会議にわざわざ出席していただき、ありがとうございます。)

                    The manager made a special effort to welcome the new team member.
                    (マネージャーはわざわざ新メンバーを歓迎してくれました。)

                    SNSでの投稿

                    She even came to the station to see me off. So sweet! 💐
                    (わざわざ駅まで見送りに来てくれた。優しすぎ!)

                    まとめ

                    「わざわざって英語で何て言う?」という疑問には、以下のように使い分けると効果的です:

                    • go out of one’s way:もっとも自然で汎用性が高い
                    • bother to / take the trouble to:ややネガティブ・皮肉を込めたいときに
                    • make a special effort to:フォーマルな場面での強調
                    • you didn’t have to do that:ネイティブらしい感謝の言い回し

                    状況や感情のこもり具合によって表現を使い分けましょう。

                    この他にも、ふと「英語で何て言うんだろ?」と思う表現を紹介しています!
                    ぜひ参考にしてみてください!

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